「AMLion(アムリオン)」は国内外の最新のガイドラインに対応したマネーロンダリング対策パッケージソフトです。顧客管理(KYC)や疑わしい取引の検知などAMLとして必要なすべての機能を一つのプラットフォームで提供します。金融犯罪対策やコンプライアンス強化をご検討の金融機関様・特定事業者様はお気軽にご相談ください。公認AMLスペシャリスト認定資格:CAMSを持った担当員が対応させて頂きます。
最新のガイドラインに対応したマネー・ロンダリング対策システム
国際社会におけるテロの脅威の高まりや、振り込め詐欺などの組織的金融犯罪が増加する中で、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策(AML/CFT)は企業にとって重要課題になっています。
それらに取り組むためのアンチマネーロンダリングパッケージソフトとして「AMLion(アムリオン)」は、CDD(カスタマーデューディリジェンス)、WLS(ウォッチリストスクリーニング)、TMS(取引モニタリング サービス)というマネーロンダリング対策に必要な機能を一つの共通プラットフォーム上で提供し、厳格なKYCと適切なリスク検知を実現すると共に、検出されたリスクの対処をワークフロー管理で支援することによって、貴社のコンプライアンス業務を強力にサポートします。
製品概要
AMLion*はAMLに必要な4つの機能を有しています。全て導入して一つのプラットフォームで総合的に動かすことも、機能単位で導入していただくことも、どちらも可能です。
*「AMLion」は株式会社DTSの登録商標です。
CDD/EDD (Customer Due Diligence & Enhanced Due Diligence)
継続的な顧客のリスク評価
顧客のリスクを自動的に評価しリスクレベルに従って顧客を分類します。評価軸は導入企業様の要望に応じて定義できます。また新規顧客だけでなく既存の顧客に対してもリスク値を継続的に再評価できます。
前回のリスク評価の状況から次回再評価の期日を自動で判定・管理・通知します。継続的顧客管理が可能なAMLシステムをお求めのお客様にお勧めする機能です。
WLS (Watch List Screening)
リスト掲載者をふるい分け
公的機関や情報ベンダーが提供するリスト、自社で作成したリストを用いて、疑わしい顧客をふるい分けします。AMLionでは常に最新の公的リストを利用できる他、利用したいリストをインポートできます。
WLSによるチェックにはあいまい検索技術が用いられています。さらに漢字の異体字にも対応しており、よりヒット率の高いチェックが可能です。
WLS-R(Watch List Screening Real Time)
リアルタイムスクリーニング
ウォッチリストを利用して、マネーロンダリングが疑われる取引や取引相手がリスト掲載者であるかをリアルタイムで検出する機能です。定めた基準を超えたリスクが検出された場合にアラートを受け取ることができます。
また高価なベンダー製品を導入しなくても、AMLionでは英語表記では無いデータから24時間以内のリスト照合が可能です。
TMS(Transaction Monitoring Service)
疑わしい取引を監視・検出
設定したルールに基づき顧客の属性情報や取引履歴から傾向を分析して、傾向から逸脱した取引を自動的に検出する機能です。AMLionは最新のAMLガイドラインに準拠したトランザクション管理を実行できます。
金融商品スクリーニング機能オプション
TMSでは、金融商品スクリーニング機能をオプションとして提供しています。
OFAC等世界各国の政府機関が指定した経済制裁対象者が経営者や実質的支配者になっている企業があります。これらの企業が発行する証券等が含まれた金融商品のスクリーニングをロンドン証券取引所グループ傘下のリフィニティブが提供する専用データ「Financial Instrument Risk Intelligence(FIRI)」と連携することで可能にしています。
製品の特徴
1. 統合パッケージソフト
一つのプラットフォームでマネロン対策に必要なすべての機能を総合的に提供する、国産唯一の統合AML/CFTパッケージです。
2. FATF対応
国際的な機関であるFATF(金融活動作業部会)および、金融庁の最新ガイドラインに対応したパッケージソフトです。複数の金融機関でFATF対策ソリューションとしての採用実績があります。
3. AIを用いた高度な検索機能
アルファベットスペルや略称、漢字の旧字や異体字を考慮したあいまい検索を実施しアルファベットスペルや略称、漢字の旧字や異体字を考慮したあいまい検索を実施します。ネガティブニュース検索ではAIを活用して犯罪に関するニュースを収集して顧客名で検索を実施します。
4. 外部サービスとの柔軟な連携
IPアドレス情報提供サービス等の外部の情報サービスと柔軟に連携し、必要とされる疑わしい取引検知シナリオを実現します。
5. 継続的顧客管理への対応
金融機関を中心に対応が求められている継続的顧客管理を実装しています。顧客への確認はがきの郵送などのBPOサービスとの連携も可能です。
ユースケース
課題
- 継続的顧客管理を含めKYC(Know Your Customer)を徹底したい。
- 購入・作成したリストに加え、顧客が関係するネガティブニュースをチェックしたい。
- 金融庁の最新の疑わしい取引参考事例に基づいて疑わしい取引を自動で検知したい。
- 疑わしい取引の検知、調査、報告までを一元的かつ効率的に管理したい。
- リスク検知のルールを自社基準で設定したい。開発無しに適宜自分たちで変更したい。
- 疑わしいIPアドレスからのアクセスを検知し、金融犯罪を事前に防止したい。
- 国内導入実績がある製品が良く、海外製品では難しいカスタマイズの相談をしたい。
解決
- 全顧客へのリスク評価や、リスクありと評価した顧客に対する再チェックの期日管理が可能。
- 最新ウォッチリストやネガティブニュース、業界独自リスト等を使用したスクリーニング。
- 公認AMLスペシャリスト認定資格(CAMS)保持者による標準シナリオ実装済み。
- 利用しやすいワークフローを標準装備。調査・届出サポート機能が充実。
- 属性・取引で細かい条件設定が可能。ユーザー自らで検知ルールの作成・変更も可能。
- IPアドレス情報提供サービスと連携し、金融庁参考事例にあるケースを検知できるルールを標準装備。
- 公認AMLスペシャリスト認定資格(CAMS)保持者による導入サポート。
導入の流れ
DTSは、AMLionに関わる包括的なサービスをご提供いたします。
マネーロンダリング対策に経験豊富なDTS社員が導入相談からサービスインまで対応いたします。
事例紹介
三菱UFJモルガン・スタンレー証券様にご採用頂いている事例を掲載しております。
こちらの専用ページをご覧ください。
AMLionに関するお問い合わせ
以下のEメール宛てもしくは「お問い合わせはこちら」よりお気軽にご連絡ください。
Contact Email :amlion@dts.co.jp