北朝鮮関連アドレスが制裁者リストへ追加

OFAC(米国財務省外国資産管理室)は2022年4月14日に、北朝鮮のハッカーグループ「ラザルス」に関連する以下アドレスを制裁対象として追加しました。

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引用元はこちら: https://home.treasury.gov/policy-issues/financial-sanctions/recent-actions/20220414

ラザルスとは北朝鮮政府との関連があるハッカー集団であり、FBIによると2022年3月末に発生したRonin Bridgeのハッキング事件に関与しているとのことです。上記アドレスはその際に盗難された暗号資産を受け取ったとしてアメリカ政府によって制裁対象とされました。

Ronin Bridgeへのハッキング事件ではイーサリアム(ETH)で17万3600ETHとUSDコイン(USDC)で2250万USDCが流出し、約6億1500万ドル(日本円で775億)相当の被害があったとのことです。(2022/4/18現在では1USD = ¥126)

Ronin Bridgeによると上記に該当するトランザクションは以下となります。

  • 0xc28fad5e8d5e0ce6a2eaf67b6687be5d58113e16be590824d6cfa1a94467d0b7
  • 0xed2c72ef1a552ddaec6dd1f5cddf0b59a8f37f82bdda5257d9c7c37db7bb9b08

CipherTrace製品ではラザルスに関する情報は既に提供しており、製品をご利用いただくことで当該アドレスに関する詳細や関連する取引等を検知することが可能となっております。またCipherTrace独自の調査によってその他の公表されていないラザルスのアドレスに関しても検知が可能となっております。

※ CipherTraceの全てのサービスは2024年3月をもって提供を終了いたしました。

なお、その他以前にサンクション対象として追加されたHydra Market等に関連するアドレス情報も提供しております。
詳細は以下記事よりご確認ください。


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