CipherTrace社は暗号資産(仮想通貨)ブロックチェーン追跡ツール「CipherTrace Inspector™」のバージョン3.0をリリースしました。以下のようなアップデートがありました。
※ CipherTraceの全てのサービスは2024年3月をもって提供を終了いたしました。
イーサリアム取引の視覚化
バージョン3.0ではイーサリアムの資産の動きとスマートコントラクトの取引をグラフで可視化することができます。検索結果はトークンや金額、カテゴリー、国別に絞ることができ、グラフを証拠収集や分析のためエクスポートすることも可能です。
多種多様なグルーピング化機能
ビットコインでは1つの取引で多数のアドレスからの送金・受取りがまとめて行われます。そのため取引の追跡時に多数のアドレスがグラフに表示され、追跡している特定のアドレスが見づらくなってしまうケースがあります。こちらを解消するため、エンティティの種類やクラスター、カテゴリー、リスクスコア単位でデータをまとめて表示できるようになりました。グラフ上で多数の中から1つのアドレスをピンポイントで追跡することもできます。
その他レベルアップ
- エンティティの詳細情報の表示を改良
- ローリスクおよびハイリスクなエンティティの分布とハイリスクなエンティティの種類ごとの分布がわかる世界地図を追加
- Glossary(暗号資産に関する用語集)の拡充
- モバイル端末にも対応
- 従来の言語(英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語)にブラジルポルトガル語を追加
本記事の参照元リンクはこちら
https://ciphertrace.com/new-version-of-inspector-launches-adding-ethereum-visualization-and-enhanced-ui/