TRISAとOpenVASP/TRPにおける相互運用性に向けたPoC

TRISA(Travel Rule Information Sharing Alliance)よりOpenVASP/TRPとの相互運用性(互換性)に向けたPoC(Proof of Concept)が完了したことについて発表がありました。暗号資産事業者(VASP)におけるトラベルルール対応で世界的に課題となっているプロトコル間の相互運用性を確立させるため、大きな一歩を踏み出した形となります。

この度のPoCではTRISAおよびOpenVASP/TRPという2つのプロトコルを活用したVASP間でシームレスに動作するために利用できるオープンソース ブリッジの設計と実装に共同で取り組んできたとのことです。

PoCで確認したプロトコル間の相互運用性に関する詳細およびデモンストレーション動画については以下よりご確認いただけます。

CipherTrace TravelerはTSP(TRISA Service Providers)の一つでもあるCipherTraceが、VASPのTRISAネットワークへの参加をサポートするために開発した最初の商用ソリューションです。VASPはCipherTrace Travelerを通じてTRISAネットワークに接続し、暗号資産取引情報のやり取りを安全なネットワーク上で実施することができるようになります。

※ CipherTraceの全てのサービスは2024年3月をもって提供を終了いたしました。


TRISAに関する詳細は以下よりご確認ください。
 TRISA公式サイト(英語)
 ・https://trisa.io/

OpenVASP/TRPに関する詳細は以下よりご確認ください。
 OpenVASP/TRP公式サイト(英語)
 ・https://www.openvasp.org/